「マック」や「マクド」でおなじみのハンバーガーチェーン店を運営する会社「日本マクドナルドホールディングス」。
皆さんの生活に一番近い飲食店と言っても過言ではないでしょう。
この記事では、世界で愛されるマクドナルドへの投資について紹介しています。
ポイント利用や1株での低リスク少額投資の方法も紹介しますので、誰でもマクドナルドの株主になれます。

マクドナルドの歴史

マクドナルドは、1940年にアメリカのカリフォルニア州で、マクドナルド兄弟がオープンしたホットドッグ屋が起源です。
そして、1971年に藤田田さんがフランチャイズ権を獲得して、銀座に一号店を出店しました。
ちなみに藤田田さんは、超有名な経営者で数々の本の出版や、日本トイザらスの創業者でもあります。
藤田田さんは、この話でも有名ですよね。
藤田田さんの本に感銘を受けたある16歳の少年は、アメリカに留学して何を勉強するべきか藤田田さんにアドバイスをもらいたいと思いました。
少年は、アポなしで超多忙な藤田田さんに押しかけ、「コンピューターを勉強しなさい」というアドバイスを受けました。
のちにソフトバンクを創業する孫正義さんですね。
映画のような話です(笑)
孫正義さん率いるソフトバンクも、藤田田さんがいなければ誕生していなかったかもしれませんね。
マクドナルドの業績
マクドナルドは、2020年3月時点で日本国内に2,906店舗を持っています。
マクドナルドの売上と利益を見てみましょう。


これまでに何度も問題を乗り越えてきたマクドナルド。
2015年は、相次ぐ異物混入問題があり、利益は赤字へと転落しましたが、その後5年間では、売上・利益ともに順調に伸びています。
2020年のコロナショックでさすがに売り上げの減少は逃れられないと思いますが、マクドナルドは株主優待が魅力的で、株価が底堅いのが特徴です。
つづいて株価を見ていきましょう。
マクドナルドの株価
最近5年間のマクドナルドの株価の推移を見てみましょう。

【過去5年間の株価】
2020年4月9日時点 | 5,130円 |
最高値 | 6,030円 |
最安値 | 2,215円 |
今後のポイントは、2020年3月に付けた株価4,500円を割り込んでいくかどうか見ていきたいところです。
マクドナルドの株価指数
つづいて2020年4月9日時点の株価で、メジャーな指数を見ていきましょう。
株価 | 5,130円 |
出来高数 | 388,800株 |
PER | 37.47倍 |
PBR | 4.28倍 |
マクドナルドと同じJASDAQ上場の飲食業の「平均PERは24.0倍」、「平均PBRは1.0倍」です 。(2020年3月時点)
出来高数とは、1日に成立した取引の株式数。 出来高の多いものは、売買が活発に行われているため、株式の人気度とも言えます。
PER(株価収益率)は、会社の「利益と株価」の関係を表しています。
「これぐらい稼いでる割には、株価が安く評価されている」という割安性が見れます。
PERが低いほど、割安といえますが、業種によって平均は違います。

PBR(株価純資産倍率)は、会社の「純資産と株価」の関係を表しています。
企業が持っている純資産から見て、株価の割安性が見れます。
目安として、PBR=1倍未満は割安といえます。


マクドナルドの配当利回り
2020年4月9日時点の株価で、年間配当利回りを見てみましょう。
予想配当利回り | 権利確定 |
0.64% | 12月末 |
あなたが権利確定の12月末にマクドナルド株を100株持っていて、1株5,000円だった場合、「(5,000円 × 100株) × 0.64% = 3,200円」の配当金がもらえるということです。
業種、企業にもより異なりますが、国内の上場企業全体の配当金利回り平均は2%前後です。
マクドナルドの配当利回りは、少し低いということになります。
それでもマクドナルドの株が人気なのは、株主優待利回りが高いからです。
マクドナルドの株主優待
100株以上の株主には、食事券が年2回もらえます。
100~299株保有 | 食事券6枚 |
300~499株保有 | 食事券18枚 |
500株以上保有 | 食事券30枚 |
権利確定 | 6月末、12月末 |

食事券1枚の内容は、「ハンバーガー・サイドメニュー・ドリンク」です。
100株を1年間保有すれば、好きなハンバーガーセットを12回(6枚×2回)食べられるということです。
高価格のセットであれば、1,000円以上にもなるので、約12,000円の価値。
自分で食べなくても、株主優待は販売することも。
ヤフオクでは、6枚3,500円くらいで販売されてますから、12枚あれば約7,000円の価値があります。
マクドナルド株は、高利回りか?
マクドナルド株を、1年間100株保有した場合を考えてみましょう。
株価が5,130円(2020年4月9日時点)から変わらないものとします。
配当金額 | 3,200円 |
株主優待価値 | 7,000~12,000円 |
合計金額 | 10,200~15,200円 |
総合利回り(配当+優待) | 約2~2.9% |
一般的に総合利回り(配当利回りと優待利回り)が4%以上は、高利回り銘柄と言われます。
マクドナルドの総合利回りは、2~2.9%となりますので、高利回り銘柄とは言えませんが、①株価が安定していること、②何度も経営ピンチを乗り越えていること、③株主優待のお得さがマクドナルド株の人気の秘訣でしょう。
株価が上がって売却すれば、さらに売却益がもらえるのです。
ここまで、マクドナルド株について見てきましたが、株主になるには基本的に100株単位で株を買う必要がありますので、2020年4月9日の株価で購入する場合は、513,000円が必要となります。
5,130円 × 100株 = 513,000円 |
株の初心者には、初期投資費が大きすぎますね…。
でも、安心してください。
株の初心者の方や、投資資金が足りない人は、1株購入やTポイント、楽天ポイントなどを使って、低リスク、少額でコツコツと株を買いましていく方法もあります。
低リスク・少額でマクドナルド株を買う方法

証券会社の中には、ポイントを現金と同じように投資に使えるサービスがあります。
Tポイントが使える「ネオモバ」、LINEポイントが使える「LINE証券」、楽天ポイントが使える「楽天証券」。
さらに、ネオモバとLINE証券は、1株単位でも株が買えるので、ポイントがない人でも少額でマクドナルドの株主になれますので、おすすめです。
株主優待が適用されるのは、ほとんどの企業が100株からとしています。
そのため投資先を決定したら、コツコツと100株まで買い増していきたいですね!