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飲食店廃業のススメ

赤字対策イメージ廃業について
この記事は約7分で読めます。

これから飲食店を開業しようと思っている方へ。

現時点で飲食店開業について、迷いがある方、不安な方、その想いは本能的に間違いありません。

迷いなく開店に向けて、突っ走っている方も頭の片隅に置いておいてほしいです。

ボクの飲食店開業から廃業の体験をお伝えすることで、少しでもお役に立てればうれしいです。

これから、飲食店経営で一番失敗をしない方法をお伝えします。

それは経営から撤退すること・・・

「廃業」です

大げさではなく、90%以上の確率で、飲食店経営は地獄を見ることになります。

でも、それでも…

「人生で一度は、飲食店を経営したい!」

「すでにオープンしてしまった!」

「今さら開業をストップできない!」

お気持ちよくわかります。

そんな時は、どうしたらいいのかみていきましょう。

廃業も考えて、開業する!

これから開業する方は、以下の2点を決めて、必ず守ってください!

  1. 撤退基準を決めてください
  2. 生活を共にする大事な家族、パートナーがいるのなら、経営状況を共有してください

在庫を抱え、コストが走り、仕入れ、仕込み、製造から販促、販売まで行う飲食店経営特有の困難さを経て、 確かに得るものはたくさんあります。

だから一概に開業は辞めたほうがいいとは言いません。

ただ必ず、廃業を意識して開業しないと、その後の人生も地獄をみることになります。

いざスタートを切ったのなら、全身全霊、周りの人やモノ、全てを巻き込んで、成功させてください!

これまで味わったことのない孤独感を味わっていると思いますが、あなたは1人ではありません。

ボクの一番のアドバイスは「廃業」に変わりはありませんが、心から応援をしています。

いつかは廃業します!

悲しい話ですが、始まりがあれば、終わりがあります。

(真実は、いつだって悲しいものです…泣)

お店の開業日を決めたように、いつ廃業をするのかも、最初に決めておかなくてはいけません。

『廃業を考えて、開業するヤツがいるか!!』

そんな声が聞こえてきそうですね。

というか、ボクも言っていた気もします(笑)

ボクシングの試合では、客観的な正しい判断をするために、タオルを投げるセコンドがいます。

全力の攻防戦の最中、劣勢になって、ボコボコにされて意識も失ってから、迫り来る相手を止められますか?

もっと言えば、飲食店経営はボクシングの試合ではなく、戦争です。

セコンドどころか審判もいません。

自分はもう意識もない、タオルを投げてくれるセコンドも、試合を止める審判もいない。

戦いを止める方法は、ただ一つ。

ここまでやられたら、もう自分の負けですよ!とあらかじめルールを決めておくことです。

これが

撤退基準です。

これだけが、あなたを救う手段なのです。

気持ちを落ち着かせて、まずは撤退基準から決めていきましょう。

①撤退基準を決める!

このサイトを見てくれている多くの方は、法人ではなく、個人事業主が多いと思います。

ここで、自分自身が1つの会社だと思ってください。

このたった1回の事業で会社を潰すわけにはいかないんです。

この先も会社は続き、次の事業へ再スタートを切らなければいけません。

廃業は、次の事業へのスタートです。

今すでに赤字の場合、撤退ラインはすぐそこまで来てるかもしれません。

最低でも下記4点を考えて撤退基準を算出しましょう。

  1. 不動産の解約条件
  2. 原状回復工事
  3. 従業員の給料
  4. リースの残額や融資の返済額

不動産の解約条件をよく見てみましょう!

不動産を契約する時点で、解約時のことを考えましょう。
言いたくはないですが、あなたが想像しているよりも、ずっと早く、ずっと高確率で解約することになります。

「辞めます」と言ってから、いくら費用がかかるのか頭に入れておきましょう。
3ヵ月前の解約通知が必要なら、3ヵ月分の家賃が必要です。

ちなみにボクは半年前の解約通知が必要でした。

原状回復工事はあり得る

廃業後、次のテナントが決まらなければ、一般的には物件を借りた時の状態に戻す復帰工事費も必要になります。

ボクは2か月で次のテナントが決まったので、原状回復をする必要がありませんでしたし、不動産屋も居抜きの方が、次のテナントが決まりやすいと思っています。

しかし、見つからなければ仕方がありません。

現状回復工事は1坪3万円を見ていれば問題ないでしょう。

従業員は雇っていませんか?

固定給の従業員を雇っているのなら、「もう廃業するから、明日から来なくていいよ」では済みません。

法律では、同意があっても1か月前の通知が必要です。
廃業を決めても、1ヵ月分は確実に給料を払わなければいけないのです。

リースや融資などの借金はどうなる?

リース品も次のテナントに貸してしまえればいいのですが、中々難しいところです。

融資の返済とともに新しい生活を始めながら、残額を支払っていくことになることが多いと思います。

再スタートを切った後の1/3の収入で3~5年で負債を返していけない額だと、自己破産の可能性も出てきます。
破産となれば、あなたの大切な財産を手放す必要も出てきます。

また、リースや融資に保証人を付けていれば、あなたが破産した瞬間に返済義務は保証人に向かいます。

保証人をたてるとは、そういうことなんです。

撤退基準を胸に刻む!

上記の例でいえば、最低でも撤退基準額で下記は必要です。

不動産家賃×3か月分(何カ月分かは契約による)
原状回復工事坪数×3万円
給料従業員人数×1カ月分
借金次の仕事の収入の1/3で3~5年以内に返済できるか

お店の収入を期待してはダメですよ!?
収入がないから廃業するんですから、必ず蓄えだけで撤退基準額は用意してくださいね。

上記の金額を、開業の瞬間から、頭に叩き込み、胸に刻み込んでください!

そして、撤退基準額まで蓄えがなくなったら、

絶対、廃業

です。そこから、復活は

無理です!

さもないと、

夜逃げ

なんていうドラマみたいだけど、笑い事じゃ済みませんよ!

そんなことにならないためにも、まだ冷静でいられる開業時に、社長のあなたが「もうだめだ」「まだできる」のボーダーラインをひきましょう!

②経営状況をパートナーと共有する!

経営者は孤独とよく言いますが、あなたはどうですか?

死ぬほど孤独ですよね?笑

売上が好調な時でも、悩みは尽きませんが、経営がうまくいっていない時の孤独感と絶望感といったら、80歳を過ぎて外国語も話せずに、一人で外国に住むくらい絶望的だと思いますよ。

一人で赤字を抱え込み、心身ともに疲弊していき、限界が来ても、まだ自分の状況を打ち明けられない人がとても多いです。

限界を通り越し、身体を壊し、ようやくパートナーが状況を把握します。

こうなると多くの場合は、自分達では解決できず、弁護士が入り、債務整理という幕引きです。

健全な経営は、健全な精神と身体の上に成り立ちます。

健全な廃業もまた同じです。

あなたが心身ともに、健全であることが、飲食店経営において非常に重要です。

そのためにも、あなたに生活を共にする大事な家族やパートナーがいるのなら、経営状況を共有してください

通帳を見せてください!

たとえ、どんなに

真っ赤っかでも!

ここまでサイトを読んでくれた人だったら、わかるはずです。

今の状況を理解してくれている人がいるだけで、どんなに救われることか!

意地っ張らずに。

見栄っ張らずに。

開業時から必ず通帳を見せて、経営状況を共有することを習慣にしてください。

いずれ、それだけがあなたを支える杖になります。

飲食店廃業のススメのまとめ

ここまで、飲食店を開業するなら守ってほしい2点のことを伝えてきました。

ボクのスタンスは変わらず、できるのであれば「廃業」がおすすめですが……。

最後にもう一度だけ言わせてください。

飲食店を経営していくのであれば、

①撤退基準を決めること

②経営状況をパートナーと共有すること

そして、3点目を加えるのであれば、①と②を

絶対に破らないことです。

廃業は恥ずかしいことではありません。

むしろ勇気を持って撤退を決めることができる人が、本当の経営者であるといえます。

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